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●磐坐・神社とは・・?
磐坐(いわくら)・・とは?
岩座・石座・岩位・石位・石占・石坐・磐蔵・岩倉などの当て字がある。いずれも読み方は、「いわくら」です。
意味は、岩で出来た座席。座席に迎えられるのは神・霊といった信仰対象。
「神の座」という意味です。
以上がアカデミーの説明ですが、
これだけでは説明し切れていません。⇒磐坐の詳細

磐境(いわさか)
国語辞典では、「磐座」と同じとされている。
『日本書紀』では、「磐座」と「磐境」が名称を分けて登場することから、この二つの語は、共に岩石を用いた祭祀施設だが、異なる機能を持つ言葉語として分けられている。・・らしいです。
これはかなり専門的な分類なので、普通には同じ種類のものと考えて良いようです。
●神社とは・・
一般的にー、
神社とは、日本古来の神を祀る祭祀施設。
神社は、神が鎮座する本殿、儀礼を行う拝殿、神域と俗界を隔てる鳥居などから構成されるーと説明されています。
しかし、多くの神社を見ていくと「神社」とはひとつの熟語ではないことが分かります。
「神社」は熟語ではない
「神の社」と言う意味を持つ。
「社」は、拝殿・本殿などの建物を指すのではなく、「杜」の意味を持ち、「領域」「テリトリー」を表わしている。
「△△神社」とは、「△△神」の「社」という意味で、「△△神」を祀る「社」、「△△神」の「領域(テリトリー)」を意味し、玉垣で囲まれたひとつの領域のことです。
「△△神社」の「△△神」は、ここに祀られた主祭神(絶対神・・これが神)の名前です。
神社の「祭神」は「造化神」で「絶対神(神)」ではない
神社には「祭神」が記録されていますが、これらは「造化神」で「絶対神(神)」ではない。絶対神は姿を見せない・・のです。
「三人(柱)の造化神」でひとりの絶対神を表わす・・これが、古来の神の祀り方で、神社ではこのように祀られている。
ただし、明治の神社令以降、多くの神が合祀されてこの形が崩れている。
造化三神
古事記では、天御中主神・高御産巣日神・神産巣日神」の三神を「造化三神」としています。

多くの古社を見ていくと、「三人の神」が祀られています。
この「三人の神」は「造化神」で、神そのもの(絶対神)ではない。
造化三神の神とは、「元は生きて死んだ人」で、単に「神」とは「絶対神」のことです。
造化三神とキリスト教の三位一体
造化三神は、キリスト教の「父・子・聖霊(魂)」と同じです。
父と子は、親子関係でなく「血統の継続」を表わしている。
聖霊は「魂」のこと。本来持っている「性根」を表わしています。
キリスト教関連サイトの説明では、殊更に難しい説明があり、ほとんど分からない。
実例…祭神「誉田別命・比売(ひめ)神・息足帯姫(おきながたらし)命」
実例を挙げると・・、「誉田別命・比売(ひめ)神・息足帯姫(おきながたらし)命」のように表示されています。
誉田別命(応神天皇)と息足帯姫命(神宮皇后)は、親子関係(父と子)であり、比売(ひめ)神が、「魂(聖霊)」を表わしています。
この三者が表わすのが、この神社の名前の神(絶対神)という意味です。
絶対神は「ただ、ひとりだけ」で、すべて同じ一人の神を指しています。
創造された「新しい絶対神」
絶対神の名は時代によって新しく「創造」されており、これが神社を難しくしているようです。
一人の絶対神の上に
新しく造られた絶対神が上書きされ、更にまたその上に、新しい絶対神が上書きされている。
一枚のお札(神)の上に新しい名のお札(神)が貼られて、元のお札(神)は見えないがその下地には元のお札(神)が重なって存在している・・といった具合です。
元のお札(神)の性根は、そのまま新しいお札(神)に受け継がれている・・という訳です。
こうしたことにより、本来に存在した根源のお札(最初の絶対神)が何なのか、分からなくなってしまった・・これが現在のようです。
絶対神の名とは・・
絶対神の名として挙げられるのは、「△△大神」と表示されたもの。
その代表が「天照大神」です。
・・・絶対神はひとり神で、造化三神は必要ではない。

この他に絶対神と思われる神名は、「八幡神」「稲荷神」などです。

絶対神の共通点は、「生きていたときの名前」がない。

生きていたときの名前とは、「○○命」「○○尊」といった名前です。
ただし、生きていたときの名前のある神に「大」をつけている場合もあるので紛らわしい。伊和大神(オオナムチ命)など・・。
●最古の絶対神とは誰か・・・?
神社を追っていくと、もう一人、アマテラス以前の絶対神が存在が浮かび上がってきます。

日本には八百万(やおろず)の神がいると云われていますが、これはウソ・・・、分からないだけ・・です。
日本中の山に祀られて、それが全ての神社の前身になっています!
祀られているのは、ただ一人の絶対神!

このサイトで、色々な磐坐・古代の神社を辿ってください。

関連史跡でヒントがあります。
さて・・、あなたは絶対神にたどり着けますかしら・・。

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