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いたてひょうず                   
射楯兵主神社/姫路
所在/兵庫県姫路市総社本町
⇒三ツ山大祭写真(25年)
射楯兵主神社(西門)/姫路市
※播磨では、総社(そうしゃ)と呼ばる。
祭神 射楯大神(五十猛尊)
兵主大神(伊和大神、大国主命)
由緒 『播磨国風土記』より、8世紀以前に飾磨郡因達里(いたてのさと)因達神山(八丈岩山・姫路市辻井)に伊太代神(射楯神)を祀る。
764年(天平宝字8年)6月11日飾磨郡伊和里水尾山(姫路市山野井町にある水尾神社)に兵主神を祭祀した。
787年(延暦6年)兵主神を飾磨郡国衙小野江の梛本(姫路市本町、現社殿地の北方約500m)に遷座した。
正門
三ツ山大祭(平成25年4月1日ー7日)
20年に1度の三ツ山大祭

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⇒三ツ山大祭写真(25年)
一ツ山大祭と三ツ山大祭




一ツ山大祭は、不定期に斎行されていた天神地祇祭(神前の松原で3732座の天神地祇を祀る)で、かつて行われていた影向祭(ようごうさい、神の影向(降臨)を再現する祭礼)を踏襲したことに始まる。

6月11日丁卯日に行われており、丁卯祭と呼ばれた。不定期だったが、現在は丁卯に因み60年に1度(丁卯の年に)斎行される。
古くから、神は山やその山頂の岩や樹木を依り代として降臨すると考えられていた。

それに倣って、高さ18m直径10mで5色の布を巻いた五色山と呼ばれる置き山を造り、その最上部に山上殿を設け、それを依り代として、神の降臨を仰ぐのが一ツ山大祭である。神門の上に設けた門上殿へ射楯神と兵主神を移し、神門前の置き山に天神地祇を招く。

三ツ山大祭(臨時祭)は、一ツ山大祭の臨時祭で20年に1度斎行される。
三ツ山大祭では、五色山に加え、その東側に二色山、西側に小袖を飾った小袖山が並ぶ。一ツ山と同じように、3つの造り山に神の降臨を仰ぐ。

一ツ山大祭と三ツ山大祭で、かつては神事の内容が異なっていたようだが、現在は同じ。
5種の神事・流鏑馬・競馬(くらべうま)・神子(みこ)渡り・一つ物・弓鉾指(ゆみほこさし)が行われる。流鏑馬と競馬は吉凶を占う神事で、神子・一つ物・弓鉾指の者には依巫(よりまし)としての役割がある。

●播磨国一宮・伊和神社においても、一つ山祭と三つ山祭が斎行されている。
こちらは三つ山が61年に1度、一つ山が21年に1度、伊和神社を囲む白倉山・花咲山・高畑山(三ツ山)・宮山(一ツ山)という実際の山において行われる。
総社の一ツ山と三ツ山は、伊和神社のそれを象ったものであるという伝承がある。

⇒三ツ山大祭写真(25年)

⇒神代の残像神社編/飾磨郡



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